子どもから何か話しかけられたり、呼びかけられたりした時、保護者としてはすぐに応えてあげたいもの。しかし実際の子育てでは、すぐには手が離せず「ちょっと待ってて!」と子どもを待たせることが多いだろう。漫画家のなりたりえさんも、子どもの呼びかけにすぐに応えられなかったことがあり、その時の様子を描いた作品『光の速さでとまりました。』がSNSで反響を集めている。
ある日、「この指とーまれ」が好きな、なりたさんの次女が「かくれんぼする人、この指とーまれ!」と呼びかけた。しかし、なりたさんは洗い物の途中で夫は仕事中だったため、すぐに次女と遊べない状況だった。なりたさんが「かくれんぼはあとでね」と答えると、笑顔のまま固まってしまった様子の次女。
その後、少し元気をなくした次女は「私がかわいいひと、この指とーまれ」と言う。すると次の瞬間、なりたさんと夫は仕事も家事も投げ出し、光の速さで次女の指に止まるのだった。
読者からは「それは掴む!」「何度見ても嬉しくなります!」など、次女の可愛さへの反応の声が多くあがっている。そんな同作について、作者のなりたりえさんに話を聞いた。
—こちらの作品を執筆したきっかけを教えてください。
今まで生きてきて、ここまで素早く指にとまった「この指とーまれ」は初めてでした!それを言った娘の気持ちがかわいくて、残しておきたくて漫画に描きました。
—作品に対するご反響の中で、気になったコメントはありましたか?
「私も、光速でとまりにいきます」や、「娘さんかわい過ぎます」等と、あたたかいコメントをたくさんもらえて、嬉しかったです。
—ご姉妹はおいくつになられましたか?また、他にも印象深いエピソードはありますか?
今は、次女が8歳、長女が10歳です。
娘達には、いつも「かわいいい」とよく言っているのですが、最近はそう言うと、「ママもかわいいね」と言ってくれて、照れくさいのですが、愛情や言葉は返ってくるんだな…と思い、嬉しくなりました。
—最後に読者へのメッセージをお願いします。
日々の他愛のない日常を漫画にしています。少しでも共感したり、笑ってもらえたら嬉しいです!
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