猫は気まぐれで自由な生き物。さっきまでご機嫌だったかと思えば、急に機嫌を損ねてしまうこともよくあることだ。漫画家のうぐいす歌子さんが描いた作品『見ていいよ』では、そんな猫の気ままさが描かれており、Instagramに投稿されると多くの共感を集めた。
ある日、掃除をしていたスミレさんのもとに、飼い猫のキジネコちゃんがやってきてゴロンと転がった。まるで誘っているかのようにお腹を見せながらゴロゴロし、愛嬌たっぷりの目線を送ってくる様子にメロメロになるスミレさん。
我慢できずについ手を伸ばして撫でようとした次の瞬間、キジネコちゃんは態度を一変させる。突然「触るな!」と言わんばかりの鋭い視線とともに猫パンチで反撃したのだ。スミレさんは慌てて手を引っ込めるしかなかった。
同作について読者からは「理不尽わかります〜!誘っといてそれはないよ〜」「わかります!めっちゃ誘惑する姿に負けて手を伸ばすと、引っ掻いてきますよね」など、共感のコメントが多くあがっている。そこで作者のうぐいす歌子さんに詳しく話を聞いた。
ーキジネコちゃんは誘っているように見せかけて、触ろうとすると怒ることはよくありますか?
キジネコ様のモデルの子は、基本、人間に触られたくない性格のようです。触りすぎると怒られます。
ーキジネコちゃん的には「見せただけ」ということなのでしょうか?
むしろ、「見せている」という感覚すらないかもしれませんね。ネコ様はしたいようになさっているだけで、人間なんぞ見えてない可能性が多いにあります。
ーたくさんの共感コメントが寄せられていましたが、気になったものはありましたか?
読者のみなさんが“あるある”と言ってくださるのがうれしいです。そのうえで、ネコ様につれなくされても人間は喜んでしまう……『ネコ好きの性であるよなぁ』と改めて感じました。
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