育児に追われていると、そのときは精一杯になってしまい後から「もっとこうしてあげればよかった」と後悔することが多い。Instagramで育児漫画を投稿している愛田あいさんも、そんな後悔の瞬間を描いた作品『取り返しのつかない後悔に気づく…』を投稿し、共感を集めている。
愛田さんの長男・ばんたろうくんは幼いころ、寝るまでにとても時間がかかる子どもだった。布団に入ってもなかなか寝つかず、愛田さんはイライラを抑えるため、ついスマホを見て時間をつぶしていた。これはいつの間にか日常となり、2人目、3人目の子どもが生まれても、同じようにスマホを片手に寝かしつける時間を過ごしていた。
しかし、そんな習慣に嫌気がさした愛田さんは、あるときスマホを見ないようにする。するといつもの就寝時に、末っ子の俺ちゃんがその日あった出来事を一生懸命話し始めた。愛田さんの目をまっすぐ見つめて、言葉を選びながら語る小さな姿はとても愛おしい。その瞬間、愛田さんは「スマホを見つめる自分が子どもにはどう映っていただろうか」とハッ!とするのだった。
読者からは「自分のことすぎて耳が痛い」「まさに今、子どもが全然寝なくてスマホいじって寝待ち」など、共感の声が多くあがっている。そんな同作について、作者の愛田あいさんに詳しく話を聞いた。
ーこのエピソードを描こうと思ったきっかけは、どんな瞬間だったのでしょうか?
もともとスマホを見ながら寝かしつけをすることに少し罪悪感がありました。そこである日、「やめてみよう」と思い立って実践してみたら、眠そうに目を閉じていく我が子の姿を久しぶりに見た気がしてハッとしました。その衝撃を漫画に描きました。
ー今振り返って「あのときこうしておけばよかった」と思うことはありますか?
一人目の育児は後悔が多くあります。一生懸命だった自分のことを認めてあげたいなと思いつつも、ただただその日の我が子を可愛がる日々を過ごせばよかったなという思いが常にあります。
ー投稿には多くのコメントが寄せられていましたが、印象に残ったものはありますか?
「わかっててもついやっちゃう」「ハッとした」など、どちらのコメントもとてもリアルで共感しました。
<愛田あいさん関連情報>
https://www.instagram.com/ai_oekaki_mama/
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