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社民・福島党首 維新、国民民主に呼びかけ「自民党の延命に手を貸さないで」“高市首相”阻止へ「立場は一貫」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
社民党の福島瑞穂党首
社民党の福島瑞穂党首

 社民党の福島瑞穂党首が15日、国会内での定例会見で、日本維新の会、国民民主党に対し「公明党が三くだり半を出した自民党の延命に手を貸さないでください。首相指名に関しては自民党に手を貸さないということで、一本化しようじゃないですか」と呼びかけた。

 臨時国会で行われる首相指名選挙をめぐり、自民党の高市早苗総裁がこの日、立憲民主党の野田佳彦代表、日本維新の会の吉村洋文代表と藤田文武共同代表、国民民主党の玉木雄一郎代表とそれぞれ個別に会談。野田氏と藤田氏、玉木氏も3党党首会談を開き、野党候補の一本化に向けた協議を行う。

 福島氏は「社民党の立場は一貫している。高市総裁が誕生した時に私は『自民党総裁を総理大臣にしないために、一本化して頑張ろう』と言いました。それがどんどんできていることは、本当によかったです」と、“高市首相”が不透明となっている現状を歓迎した。

 首相指名選挙に関して、社民党として「誰に(投票)するかは決定しておりません」としながらも「高市内閣を成立させないために、頑張っていきたい。よりマシな首相、よりマシな政権が誕生するために、社民党は首相指名もその立場で臨みます。高市さんとは絶対に書かないというか…書けないので、高市内閣を誕生させないための一本化に社民党は協力をしていきたいと考えています」と、立場を明確にした。

 自民が公明の連立離脱を受け維新、国民民主との協力取りつけに向けた動きに触れ「政治とカネの問題に決着をつけられない自民党と手を組まないでください。国民民主党や日本維新の会が、本当に国民から見限られることになる。今が正念場で、今が国民のための政治をつくる第一歩。それは、ものすごくいいものじゃなくても、少なくとも今の自民党政治よりははるかに良いものになる」と重ねて訴えた。

 さらに「首相指名で誰を書くかという問題と、連立政権に入るかどうかは別の問題。首相指名に関しては、自民党に手を貸さないということで一本化しようじゃないですか。その後、連立の枠組みはどうするかは、連立協議の中で話をしたらいいと思います」と主張した。

 福島氏は「あの石破内閣を引きずり下ろし、公明党のことをまったく考えず、萩生田さんを『傷もの』とまで言いながら起用し、政治とカネの問題に決着をつけず、古い古い古い自民党に戻り、麻生第2次内閣のようなものをつくった自民党は傲慢(ごうまん)極まれりだと思います。国民の生活も見ないし、連立のパートナーの気持ちも分からないという状況で、政治空白を生んだ責任は本当に大きいと思います。公明党が石破内閣だったら、連立離脱しなかったということの意味を、自民党は考えるべき。だからこそ日本維新の会、そして国民民主党は自民党の延命に手を貸すなと言いたい」と語気を強めた。

 「自民党とは違う政治をつくりたいと思っているから、違う政党をつくり、違う政党で頑張っているんでしょう?だとしたら、政治とカネの問題や、いろんなことに決着をつけられない、国民の生活を顧みない自民党に、本当に手を貸すなと思います。そんなことやったら、その党がもう、存立が見限られますよと言いたい」と維新、国民民主にクギを刺した。

 立憲民主党の安住淳幹事長が、野党統一候補の一人として国民民主の玉木代表の名前を挙げたことについて記者団から問われた福島氏は「私は率直に言って、野党第1党の代表は野田さんなので、野党第1党の代表が一本化される方が望ましいと思っております。自民党総裁を総理大臣にしないための一本化をやるべきだと強く社民党は思っておりますので、よりマシだ…って言うと失礼かもしれませんが、その選択はある。ただ、野党第1党は野田さんなので、野党第1党のトップが一本化されるほうが望ましいのではないかと思ってはおります」と述べた。

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