「おぼっちゃまくん」「ゴーマニズム宣言」などで知られる漫画家の小林よしのり氏(72)がこのほど、自身のブログを更新。検査の結果、腎機能が半分以下になっていたことを記した。
小林氏に関しては、今年8月のブログで脳梗塞の手術を受けていたことを告白。また「脳内が血栓だらけだから、今度破裂したら、脳卒中で死ぬか、全身麻痺かもしれない」と、予断を許さない状態であることも明かしていた。入院やリハビリを重ね、現在は自宅療養をしながら通院治療を続けていることをブログで記している。
9月24日に更新されたブログでは「今日、病院に行って、血液をいっぱい吸い取られ、尿検査も受け、脳神経内科の診察を聞いた」と記し「腎臓の60%の機能を失い、残り40%だ」と明かした。小林氏はこの事実について「これを大切にして、使っていく。血圧は低いほうがわしはいい」と慎重な生活を心がける意向であることを明かした。
翌25日のブログでは、兄弟ユニット「ビリーバンバン」の兄・菅原孝さんが81歳で亡くなったことを話題に上げ、「(菅原氏は)14年7月には脳出血で緊急入院し、左半身に麻痺が残ったままだった。わしのケースに似ている。」と指摘。「しかし、あと10年は生きられるということであり、あと10年しかないということでもある」と自身と照らし合わせながら“残された時間”への思いもつづった。
そして「現在、SPA!連載中の『神功皇后論』だけは完成させねばならない」と記し、「例え、作者が脳溢血で死にかけたと言っても、わしは集中治療室でも、攻めてブログを書いたし、退院してからも攻めて漫画を描いている」「どうせあと10年しかないのだ。わしの好きなように描かせてくれ!」と訴えていた。
小林氏は今年7月に投開票が行われた参院選において、東京選挙区から立候補していた山尾志桜里元衆院議員の応援演説に参加。30度を超える炎天下の中、強気な発言で場を盛り上げ、スタッフからの静止が入っても「いいんだよ!大丈夫って言っているだろ!馬鹿野郎、俺に喋らせろ!」と声を荒げるなど元気な姿を見せていた。