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炭酸水が歯にダメージ与える危険性指摘「1日に3本飲むなら見直すべき」英口腔保健財団の博士

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炭酸水に歯を侵食する危険性が
炭酸水に歯を侵食する危険性が

 炭酸水を飲むことで、歯にダメージを与える可能性があるという。近年人気の高まりを見せる炭酸水だが、専門家はその酸性度が歯のエナメル質を侵食する要因となることを懸念している。

 歯科医らによると、中性pHの水道水と比較して酸性の炭酸水は、歯を「エッチング(浸食)」し、歯質を削り取るそうだ。

 英「オーラル・ヘルス・ファウンデーション(口腔保健財団)」のベン・アトキンス博士は「つまり、歯の物質を削り取るわけです。その後、歯が食べ物などに擦れると、ごく微細なエナメル質が剥がれ落ちます。生涯を通じて考えると、それはかなりの量のエナメル質になるでしょう」と説明。「問題の原因は炭酸と気泡です。炭酸はごく弱い酸ですが、それでも酸であり、歯に悪影響を及ぼす可能性があります」と指摘した。

 アトキンス博士は炭酸水を愛飲する人々に対し、「週に1回程度なら、心配する必要はありません」としながらも、「しかし1日に炭酸水を3本飲むなら、一歩引いて見直すべきです。特別なご褒美と位置付け、毎日は飲まないようにしましょう」と摂取量を減らすよう強く呼びかけている。

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