女優のグウィネス・パルトロウとコールドプレイのボーカリストのクリス・マーティンの娘であるアップル・マーティン(21)が、ロンドン発のファッションブランド「セルフ・ポートレイト」とのコラボレーションで初のファッションキャンペーンを飾った。ブランドのインスタグラムで発表されたこの企画では、アップルがカジュアルな自撮り動画で「新しいミス・セルフポートレートになれてとてもワクワクしている」と語り、ベビーティーとイヤリングを身につけた姿を披露した。
セルフ・ポートレイトは2013年にハン・チョンによって設立され、これまでにエミリー・ラタコウスキー、ジジ・ハディッド、ナオミ・キャンベルなど名だたるセレブがキャンペーンに参加してきた。アップルの起用に際し、ブランドは「ファミリーにようこそ」と歓迎のメッセージを投稿している。
一方で現在米テネシー州のヴァンダービルト大学で法律を学んでいるアップルは最近「インタビュー」誌の取材で、幼少期からの注目と監視の中で育ったことによる不安を語っている。空港で母と共にカメラに囲まれる一方で、普通の子どもとして過ごすという「不均衡な日常」が、自身にとって大きな葛藤だったという。ミシェル・フーコーの「監獄の誕生」を読んだ経験から、監視社会の中で育った感覚を抱いており、「間違いを犯すことへの不安」が常にあったと明かした。
そのため、長らく公の場に出ることを避けてきたが、最近では「怖がるのはやめて、自分が楽しいと思うことをやってみたい」と考えるようになったという。