NHK「おかあさんといっしょ」の9代目うたのおにいさんで歌手の杉田あきひろ(60)が12日までにXを更新。22年8月、ステージ3の喉頭がんであることを公表、放射線治療を開始。今年1月、再発なしとの診断を受けたが、「中咽頭癌と同じ感じの色味と不気味な膨らみでした。位置もほぼ同じ」箇所に、「今まで経験した事のない激痛」に襲われたことを報告した。
杉田は今春、「NHKさんが矯正してくれた」前歯2本が「ポキっと折れた」ことをきっかけに、虫歯になりかけていた奥歯も治療。お盆明けから最終段階に入る予定だった。だが「左下奥歯部分が今まで経験した事のない激痛に襲われて!冗談じゃなく顔左下がこぶとりじいさんの様に倍くらい膨れ上がって。口も1cmほどしか開けられず」という状態に。抗生物質を投与してもらっても、効果は暫定的。以前の喉頭がんと同じ箇所だったため、「癌だ。これは癌だ」と不安になり、自分なりに調べたところ、「歯肉癌」のステージ2〜3と同じ症状だった。
「口内の腫れた部分の表面(顔面)だけ赤黒くなり、不安は確信となり痛みを抱えたまま過ごした」が、世話になっている大学医学部附属病院の配慮で診察。「結果、似てますが歯肉癌ではないそうです!これは中咽頭癌の放射線治療の後遺症だそうで、ピンポイントで放射線を当てて癌細胞は消滅したのですが、そのすぐ近くの奥歯部分にも微量の放射線が影響していて細胞も脆くなってのこの症状だそうです」とつづった。放射線治療をした部分の炎症は「3週間毎日抗生剤を飲み続ければ治る後遺症のしつこさを思い知らされましたとも!闇に光が溢れ出した様な感覚でした!救われたー!!」と安堵を伝えた。
そのうえで「改めて今回、癌の放射線治療の後遺症のしつこさを思い知らされました。本当にしぶとい」と杉田。「放射線治療の後遺症はどんな形で出てくるか見当もつきません」とし、「同じ苦しみを抱えてらっしゃる方の為にも今後も僕は発信し続けます」と患者へのメッセージを伝えた。
無事に痛みの原因を突き止め「長々と書いてしまいましたが、まずは13日の田中星児さんとのコンサートを成功させるべく強い気持ちで明日松本へ向かいます!」と仕事に意欲を見せていた。