日本維新の会の池下卓衆院議員(50=大阪10区)が27日、自身のブログに「読売新聞(8月27日朝刊)の報道内容について抗議をします。」とのタイトルで記事を投稿。同日の読売新聞が、池下氏が採用していた公設秘書2人について勤務実態がないにもかかわらず国から秘書給与を不正に受給していたと報じたことについて「事実無根」だと訴えた。
池下氏は「本日(令和7年8月27日)の読売新聞朝刊に、私の事務所における公設秘書の給与に関する記事が掲載されました」と報告。「記事では、
・秘書としての勤務実態がないにもかかわらず給与を不正に受給していた
・特捜部が関係者への事情聴取を進めている・私自身も勤務実態がないことを把握していた可能性がある
・給与のキックバックを受けていたのではないかといった内容が報じられております
」と経緯を説明した上で「しかしながら、これらは事実無根です」とした。
さらに「実際には、秘書としての勤務実態があり、事務所内の役割分担、日々の業務記録、秘書が作成した各種書類など、明確な証拠が存在しております。にもかかわらず、匿名の『関係者の話』のみを根拠に一方的に報じられたことは、極めて遺憾であり、強く抗議いたします」と潔白を主張した。
池下氏は「公人である私に関して誤った記事が掲載されることは、政治活動や国民との信頼関係に重大な影響を及ぼすものです。今後は党本部とも連携し、必要に応じて訂正記事の要求や法的措置を含め、誠実かつ冷静に対応してまいります」と、記事に異を唱えた。
ブログでは「本日の午後には東京より読売新聞社の責任のある方が当事務所を訪問していただけるそうです。真摯な対応をお願いしたく存じます」と、その後の“進展”も伝えていた。
東京地検特捜部は同日、公設秘書の給与を詐取した詐欺容疑で、同党の石井章参院議員(68)の関係先を家宅捜索した。