韓国で新たに「芸能人」「旅行」「グルメ」がテーマのバラエティー番組が誕生したと、現地メディアのスポーツ京郷などが報じた。
「旅」と「グルメ」は、バラエティー番組の企画者にとって「伝家の宝刀」のようなもの。どんな状況でも、解決策となり得る素材だ。韓国国内をはじめ、海外の素晴らしい景色を伝える旅番組は目の保養となり、おいしそうな料理のビジュアルは、耳と味覚を刺激する。
しかし、だからこそ「旅」や「グルメ」の番組は、代わり映えのない素材やマンネリ化に対する批判を受けやすい。特に、2つの要素を組み合わせた番組には、そのような声が上がることが多く「また旅番組?」「また芸能人の海外グルメロケ?」という反応が集まる。実際に、似たような形式の番組が多数存在している。
出演者自身が「なぜ自分にオファーが来たのか、疑問に思った」と明かし、彼らは番組名のとおり、黙々と旅を続けることで、大衆からのそのような声に答えることを選んだ。チャンネルSとSKブロードバンドの共同制作番組「旅するグルメ三銃士」だ。
「旅するグルメ三銃士」の初回放送に先立ち、制作発表が開催され、グルメ旅のメンバーである俳優のクォン・ユル、ヨン・ウジン、CNBLUEのイ・ジョンシンが参加した。
ヨン・ウジンは、「オファーをいただいた時、『どうして僕にオファーが来たのか』と不思議だった」「それから急いでパイロット版を見たら、この番組で僕にできることが少し見えてきた」とコメント。また「クォン・ユルプロデューサー(?)もいるし、バラエティー番組とドキュメンタリーの中間のような番組だから、俳優として挑戦できると思った」と明かした。
イ・ジョンシンも、クォン・ユルの影響について言及。「海外でグルメロケをするのは初めてで、2人ともドラマで共演したことがないので、俳優の先輩たちと旅をすると考えると、新鮮な感じがした」と付け加えた。
パイロット版にも出演し、現在のメンバーをまとめるために努力したクォン・ユルは、「リアルな空気感」を強調。アポなしロケで、店員から撮影許可が取れても、同席する客から許可が得られず、カメラを止めたこともあると明かした。また、「店について調べて行っても、営業時間が違っていたり、スタッフが休暇中だったりと、想定外の出来事もあった」という。
一貫して、他の2人に対し「フラットなリーダーシップ」を心がけたというクォン・ユルは、「パイロット版の時に一番幸せだったのは、『初めての海外旅行で、番組で紹介された店に行ったら、(店の)家族がとても喜んでいた』というコメントを見た時だった。グルメ番組はたくさんあるけど、この番組では隠れた名店を見つけるために努力した」と、番組のリアリティーを再度強調した。