WWEスーパースター兼俳優のジョン・シナ(48)が、12月13日にWWEから正式に引退する。17度の世界王者に輝き、ハリウッド進出以前にはスポーツ・エンターテインメント界のレジェンドとして名を馳せたジョンは、12月13日(現地時間)に開催される「サタデー・ナイト・メインイベント」で最後の試合に臨む。
この引退試合は、WWEとピーコック・エンターテイメントによる新たな契約発表のプレスリリース内で明らかにされた。
8月31日(現地時間)にパリで、人気YouTuberでプロボクサーでもあるローガン・ポールとの対戦を控えるジョンは、以前「ピープル」誌の取材で引退理由のひとつに「年齢」を挙げていた。「年齢は確かに影響している。以前ほど強くも速くもない」と語り、「有名になり始めた頃、自分に約束したんだ。もし少しでも動きが鈍くなったら引退しようって。なぜなら、僕と同じようにハングリー精神にあふれ、成功できるかどうか試すチャンスを得た若者たちが出てくるからね」と続けた。
シナは近年、俳優としてハリウッドにも進出。2021年には「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」で主人公ドミニクの弟ジェイコブ役、同年の「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」ではスーパーヒーローの一人、クリストファー・スミス/ピースメイカー役を演じるなどした。2024年3月の米アカデミー賞授賞式では全裸に封筒だけという“アキラ100%状態”で登場し、大きな話題となった。