サム・ライミ監督のホラー映画「スペル」(2009年)では主人公に呪いをかける老女ガーナッシュを演じた女優ローナ・レイヴァーさんが死去した。81歳だった。今年の5月12日に他界していた。全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)の会員誌2025年夏号の追悼記事で明らかになった。
担当エージェントであったマイケル・グリーン氏は、「デイリー・メール」紙に「彼女は素晴らしい女性で、アーティストでした。まさにカメレオンで、実生活では(「スペル」での)キャラクターと正反対でした。あの役は彼女のキャリアにおける頂点でした」と話している。
ローナさんは以前、「スパイダーマン」シリーズのサム・ライミ監督の作品は知っていたものの、代表作となった「スペル」に出演するまでは、あまりホラーに興味がなかったという。
キャリア初期には「オポチュニティ・ノックス」「ザ・ヤング・アンド・ザ・レストレス」などに出演。「アリー my Love」「ボストン・リーガル」では判事役を演じ、「ER緊急救命室」「セイヴド・バイ・ザ・ベル:ザ・ニュー・クラス」「NYPDブルー」「デスパレートな妻たち」「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」「チャームド~魔女3姉妹~」など数々の人気作品でも活躍した。