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ヘンリー王子に不正行為なし 慈善団体への調査結果 3月に辞任、内部対立を公にしたことには批判も

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 ヘンリー王子
 ヘンリー王子

 ヘンリー王子が共同設立した慈善団体センテバレ(Sentebale)に関する調査結果が5日に公表され、王子自身に不正行為はなかったと結論づけられた。王子は「驚きはない」との立場を示している。

 センテバレは、ヘンリー王子とレソトのセーイソ王子によって約20年前に設立され、南部アフリカでHIV・エイズと闘う若者を支援してきた。王子は今年3月、理事と現会長ソフィー・チャンダウカ博士との対立を受けて団体を離れた。

 イングランド・ウェールズ慈善委員会による調査では、「組織的ないじめ、ハラスメント、女性蔑視・黒人女性蔑視の証拠は見つからなかった」とし、王子や会長による「権限の逸脱」も認められなかった。ただし、委員会は「内部対立を公にしたことが団体の評判を著しく損ない、慈善活動全体への信頼を揺るがしかねない」と両者を批判した。

 これに対し、王子の広報は「センテバレの共同設立者で元パトロンであるヘンリー王子に関する不正の認定はなかったことに驚きはない」とコメント。「しかしながら、報告書には重大な欠陥がある。特に、現会長の行動の影響を彼女自身ではなく、支援を必要とする子どもたちが受けることになる点が問題だ」と強い懸念を示した。

 元理事たちも「委員会が我々の懸念や証拠を無視した」と失望を表明。団体の将来と支援対象コミュニティの福祉に深い憂慮を示している。

 現在の理事会は調査結果を受け入れ、内部対立の解決策や通報制度の改善などを含む改革案を実行するとしている。委員会は今後も進捗を監視する方針だ。

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