夏になると「寝起きに体がかゆい」「子どもの肌に赤い湿疹ができている」など、その原因がダニではないかと心配になるケースは少なくない。特に子どものいる家庭では、「どの対策が本当に効果的なのか」「安全で継続できる方法はないか」という悩みもあるだろう。株式会社SIB製薬はこのほど、全国の20~50代の男女500人を対象に「夏場のダニ対策」に関するアンケートを実施、結果を公表した。
調査によると、夏場のダニについて81.4%が「気になる」と回答。季節別でも夏が最も気になるという回答が圧倒的に多かった。ダニは温度25~30℃、湿度70~80%の環境で最も活発に繁殖するとされ、まさに日本の夏がこの条件に合致している。
ダニ被害の症状については、全体の半数以上(50.4%)が「かゆみ」を最も気になる症状として挙げ、「蕁麻疹(じんましん)などの皮膚トラブル」「鼻炎」と続いた。家族構成別では、最も「かゆみ」の割合が高いのは高齢者同居世帯となっている一方、子どものいる世帯では「呼吸器症状」の割合が高かった。
夏場にダニが気になる場所を調査した結果、「布団・ベッド」が圧倒的多数の93.8%(469人)で選ばれ、ほぼ全ての回答者が寝室でのダニ被害を最も深刻な問題として認識していることが明らかに。「ソファ」「カーペット・ラグ」と続き、湿気がこもりやすく換気が不十分になりがちな環境が気になる場所の上位に挙がっている。
ダニ対策については、通年で実践している回答が多かった。実際に行われている方法の上位3つは「掃除機による清掃」「天日干し」「ダニ取りシート」で、中でも「ダニ取りシート」は小学生以下の子どもの居る家庭で使用率が高かった。
効果を感じたダニ対策も上位3つと同じで、「布団乾燥機」「防ダニスプレー」という回答も多かった。一方で、「エアコンのフィルター掃除」「空気清浄機」は実践率に比べて効果を感じている回答が少なかった。ダニ対策において最も重要なのは、単一の対策ではなく複数の方法を組み合わせることという。
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