米コメディアンのマーク・マロン（61）が、自身のスペシャル番組で歌手テイラー・スウィフトの曲を1分間使用するのに5万ドル（約740万円）を支払ったという。
マークはテイラーの2022年のアルバム「ミッドナイツ」の「3am Edition」に収録された楽曲「ビガー・ザン・ザ・ホール・スカイ」をHBOの特番「マーク・マロン：パニックド」の大事なシーンで使用したいと考えていた。そこで、テイラーと共通の友人であるシンガー・ソングライターのジャック・アントノフに連絡を取りライセンス取得について教えて欲しいと頼んだという。
ジャックは使用許可に関する助言はできたものの、使用料の割引を手配することまではできなかった。マークは「ヴァルチャー」誌のポッドキャスト「グッド・ワン」で「ジャック・アントノフとはメールを送るほどの知り合いなんだ」と関係性を説明。ジャックが同曲の制作にも携わっていると語った。さらに「僕は『正確なやり方がわからなくて、資金も底をつきそうだから多分自分のポケットマネーから出すことになる。あの曲に関して何かしてもらえないだろうか？テイラーに話すとか？』って聞いたんだ」とジャックとのやり取りについても回想。「使用可能だったよ。1分オーバーするところだったけど、それだと更に費用がかさんでしまうから」と苦労があったことを明かした。
テイラーが同曲を使った自分のネタを見たかは不明と話したマーク。見ていたらおそらく気に入るだろうと続けた。「実現するべきだったってことさ。本当の恐怖は彼女が使用の許可をしなかったらどうしようってことだった」と振り返った。
マークは以前、ハイキング中に「ミッドナイト」を聴きながらテイラーの絶大な人気を理解しようとしたことがあると明かした。「『ああ、わかった』と思ったよ。ポップミュージックだけどダンスミュージックではなく、感情的なものだ。切望や悲しみ、孤独、圧倒される沈んだ気持ちを処理してくれる要素がたくさんある」と説明していた。
