シンガーソングライターのアラニス・モリセット(51)が若かりし頃、歌手・マドンナ(66)からPRADAの服をもらったことがあるという。レーベル契約前の大事なミーティングにスウェットパンツ姿で現れたのをマドンナが見かねて、プレゼントしてくれたという。
1994年、20歳のころにマドンナのレーベル「マーヴェリック・レコード」と契約したアラニス。当時、おしゃれな服を全く持っておらず、契約する前のミーティングの際もラフないでたちだった。「サンデー・タイムズ」紙に「あまりに質素で、いい服にお金をかける余裕が無かった」と明かした。「(1995年のアルバム)『ジャグド・リトル・ピル』を作った時、マドンナのレコード会社マーヴェリックのガイ・オセアリーがミーティングを申し込んできたの。私はスウェットパンツしか持っていなかったんだけど、『パーフェクト』『ハンド・イン・マイ・ポケット』『ユー・オウタ・ノウ』を彼に聴かせたら契約してくれた」と振り返った。
当時、マドンナも会社によく来ていて、体重を計測するなどしていたという。アラニスは「ある日、『あなたに最初のブラウスをあげるから』って」とマドンナが声をかけてきた時の状況を回想。「シャルトリューズ(黄緑)色のPRADAのドレスで、その値段に固まったけど、マドンナは『ほら、ハニー!』って感じで」と軽くプレゼントしてくれたと語った。
そんなアラニスは今月末、イギリスのグラストンベリー・フェスティバルに出演、今年はアメリカとヨーロッパでのツアーの他、10月にはラスベガスのシーザーズ・パレスにあるコロシアムで定期公演も予定している。