オアシスの再結成ツアー「Oasis Live '25」の一環として、マンチェスターのヒートン・パークで7月11日と12日に行われた凱旋公演で、チケットを持たない多くのファンが侵入を試みたことから、広範囲にわたり大型の鉄製フェンスが設置された。
これまで「ギャラガー・ヒル」と呼ばれる丘に群衆が集まり、スクリーン越しにライブを鑑賞しようとする動きが問題となっていたことから、マンチェスター市当局はチケット未所持のファンに対し、会場へ向かわないよう強く要請。残る3公演に向けて、環境保護と公共の安全確保を目的とした追加措置が導入された。
フェンスが設置されたエリアには、約300本の若木が植樹されている新たな森林造成地が含まれ、妊娠中・授乳中の牛や雄牛など家畜の保護区域でもあることから、人的・環境的な影響への懸念が示されている。
今回の措置は「周辺環境の保護」と「無許可の鑑賞者の抑止」の両面を目的としており、これにより該当エリアからはライブの視聴が不可能となると市当局は説明している。
