米俳優マイケル・マドセンさんが、67歳で死去した。7月4日、米カリフォルニア州マリブの自宅で意識不明の状態で発見され、死因は「心停止」とされている。
代理人によると、マイケルさんは過去2年間、インディペンデント映画界で活発に活動しており、3本の出演作の公開を控えていたという。自身の著作の出版準備も進めていた。
マイケルさんは、1992年の「レザボア・ドッグス」で演じたミスター・ブロンド役などで知られる。2004年の「キル・ビル Vol.2」、2015年の「ヘイトフル・エイト」、そして2019年の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」など、クエンティン・タランティーノ監督作品の常連だった。
マイケルさんの弁護士であり、20年以上にわたって代理人を務めてきたペリー・ワンダー氏は、マイケルさんが禁酒を続けることに苦労していたと明かしている。Dailymail.comの取材に対し、「2日前にも彼と話しました。体調が良くないことは分かっていました」と告白。「彼はアルコール依存症の影響に苦しんでいました。何度もリハビリ施設を出入りしており、禁酒の維持に苦労していたのです。自身の人生にも満足していなかったようです」と続けた。またワンダー氏は、マイケルさんが2度の結婚歴を持ち、現在は別居中の妻と養育費や財産分与をめぐって法的な争いを抱えていたことも明かした。その影響で、パスポートが「悪意をもって取り消され」、海外渡航や国外での仕事が困難になっていたという。
さらに、マイケルさんは2022年に、息子ハドソンさん(当時26歳)を自死で亡くすという大きな悲劇にも直面していた。
マイケルさんの息子、ルークさんは自身のインスタグラムに幼いころの父との画像を掲載。
私のヒーローはカウボーイハットをかぶっていた。
私のヒーローは、今まで出会ったどんな男よりも背が高く、強く立っていた。
私のヒーローは誰よりも私のことをよく理解していた。
私のヒーローは私が知っている中で最もクールな最悪な人間です。
私のヒーローは有名なタフガイ映画スターだっただけでなく。 私のヒーローは父でした。
そして彼はそうだった。なんてことだ。
と父への思いをつづっていた。