日本のメタルバンド「Crossfaith」(クロスフェイス)が28日、日本の公式X(旧ツイッター)アカウントを更新。ギターの「Daiki」が「社会的に不適切な行為」を行ったとして、この日付で解雇したことを発表した。
公式Xでは「不祥事に関するお詫びと今後の対応について」と題して文書を公開。「既に報道されております通りメンバー・Daikiが社会的に不適切な行為を行ったことが、先日判明いたしました」として、「本件を重大な事案と認識しており、メンバー内での協議ならびに本人への事実確認を行ったうえで、本日付で解雇処分といたしましたことをご報告申し上げます」と知らせた。「社会的に不適切な行為」の内容については具体的にしていない。
前日の27日には「現在の状況およびSNS上で広がっているさまざまな憶測を受け、ヨーロッパツアーの残り4公演をキャンセルするという非常に苦渋の決断をいたしました」とヨーロッパ公演の中止を発表しており、中止の理由については「今後予期せぬ事態が起こることを防ぎ、ファンの皆さま、クルー、そしてフェスティバル関係者の安全と安心を守るために必要だと判断した」と記していた。
27日のツアー中止時には今後のバンド体制について「現在バンド内で慎重に協議を進めているところ」「非常に重要なことだからこそ、責任を持って冷静に考え 明確な形で結論を出したうえで、改めて正式にご報告させていただく」と記していたが、1日後には解雇が発表される事態となった。
Crossfaithは2009年にデビューした5人組メタルバンド。Daikiは元々サポートメンバーだったが、2024年から正規メンバーに昇格していた。解雇発表後には、個人のSNSアカウントは削除されている。2025年にはテレビ東京のドラマ「日本統一 東京編」にオープニングテーマ「Paint The Target」を提供。日本だけでなく、海外でも公演を数多くこなしている。