「行けたら行く」って言う人の脳内を可視化 ゆらゆら動くビー玉…段ボールで作成した装置に反響

モトタキ モトタキ

なにか遊びに誘われたとき、言いがちな返答「行けたら行く」。でも、その返答をした人間は極稀に来ることはあっても高確率で来ない。どうしてそうなるんだ。

そんな、「行けたら行く」と言う人間の脳内を可視化した装置をT a Tさん(@TaT12364250)が発明した。ツイッターランドのエジソンだ。

装置にビー玉を投入。ビー玉は、誘われた人間の意思決定の具現化と見るべきだろう。はたして、行くのか。行かないのか。

最初の関門は、行くか行かないかで揺れ動く心中を表したゾーン。緩やかに反った段ボールの板の上をビー玉はゆらゆらと迷う。なぜ、それを返答してから迷いだしてしまうのか。心のなかで決まったなら、行動はすでに終わらせるぐらいじゃないといけない。

ゆらゆらと揺れて行くと決めたら、そこから入るのは”やっぱり一回考えよう”ゾーンだ。ぐるぐると回りながら行くことを決める。やっと、行くと決めるんだ。よかった。

決まるわけがなかった。そこからは、ゆらゆらと行くと行かないで段ボールの板が傾き続けるゾーンに突入。行くサイドにはトゲのような妨害もある徹底っぷり。むしろ、どうしてそこまで行きたくない意思が強いんだ。

ここまでの関門をくぐり抜けてきて、突入するのは”あーなんかダルくなってきた”ゾーンだ。パチンコ沼のクルーンをなんとか突破しなくちゃいけない。もはや床を傾けるしかないんじゃないか、これ。

最終的には「行かない」を選んでしまう。ひとつぐらい、ひとつぐらいは「行く」を選んでくれてもいいのに。現実は無情。誰もお前を愛さない。

しかし、どんな発想でこの装置を作ろうと思ったのだろうか。T a Tさんに話を聞いた。

ーーどんなきっかけでこの装置を作ろうと思いつきましたか。

T a T: きっかけは、私が通っているテニスの練習会で、中学生の男の子が【行けたら行く】と書かれたTシャツを着ており、これはおもちゃにしたらウケるのでは無いかと思った事からです。

ーー素材は基本段ボールのようですが、他の素材は何を使いましたか。

T a T: 素材は主にダンボールですが、ペットボトルやラップの芯など、本来は捨てる物を使用しております。なので、環境にとても優しいおもちゃです(笑)。また、シーソーの部分でモーターも一つ使用しております。

ーー制作にはどれほどのお時間がかかりましたか。

T a T: およそ半日ほどかかりました。

ーー今製作中であったり、作る予定の装置はありますか。

T a T: いつも思いつきで制作する為、次回作の予定や現在作っている物はありません。

ーーこれまで制作した装置で一番気に入ってる装置はどんなものでしょうか。

T a T: 1番気に入っているのは「ジェラードンの刈り抜けチャレンジ」です。理由はシンプルながら完成度が高く、何より面白いからです。

ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。

T a T: たくさんの方に見て頂き、本当に嬉しく思っております。また、やはりこの言葉は日本人は良く使う・使われるのかなとも思いました。

◆◆

この装置がまさかSDGsにも配慮されているとは驚いた。まったくもって無駄に見えて無駄がないのかもしれない。いや、だがそれがいい。

さて、今回取材協力いただいたT a Tさんは物理ゲームのほかに、ホラーゲーム「黄昏時の月美草」を制作しているという。いろんなエンタメを投稿し続けるT a TさんのXは一度覗いてみるべきだろう。

T a Tさん関連情報
Xアカウント:https://x.com/TaT12364250
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCULY7EiNcH95nFz7SlPy-Hw

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