カントリー歌手のコナー・スミス(24)が、8日にナッシュビルで発生した死亡事故に関与していたことが明らかになった。現地警察によると、コナーの運転するピックアップトラックが、横断歩道を渡っていたドロシー・ドビンズさん(77)をはねる事故が発生、すぐにヴァンダービルト大学医療センターに搬送されたが、ほどなくして死亡が確認されたという。
ナッシュビル警察は、コナーに飲酒や薬物などの影響はなかったとしながらも、事故の主な要因は「歩行者への優先権を与えなかったこと」だと発表、現時点では起訴されていないが、捜査は継続中となっている。
コナーの代理人である弁護士ウォーリック・G・ロビンソン氏は、米「E!News」に対し次のようにコメントしている。「6月8日、スミス氏は命を奪う結果となった自動車事故に巻き込まれました。彼の心は、この非常に困難な時を過ごしているドビンズさんのご遺族に寄り添っています。スミス氏は引き続き、捜査に全面的に協力しています」
事故が起こった週末、ナッシュビルで開催されたCMAフェスに出演したばかりだったコナーは、2021年にバイラルヒットとなった楽曲「アイ・ヘイト・アラバマ」で注目を集め、2024年にはデビューアルバム「スモーキー・マウンテン」をリリースしている。同年には「アカデミー・オブ・カントリー・ミュージック・アワード」の年間最優秀新人男性アーティスト賞にノミネートされるなどしていた有望株だった。