米女優リア・レミニ(54)が、サイエントロジー教会からの脱会後に受けた嫌がらせや脅迫について語り、「教会は私を殺そうとしていた」と主張した。「セカンド・アクト」などで知られるリアは、13歳で母親の影響により教会に入信し、それ以来、人生のあらゆる側面を支配されたと明かす。
2023年には、リアが教会を相手取り、ストーカー行為や娘ソフィア(20)へのネット上の嫌がらせなど、組織的な嫌がらせ行為があったとして民事訴訟を提起しており、裁判は2025年10月に予定されている。
リアは、2015年の回顧録「トラブルメーカー」や、エミー賞を受賞したドキュメンタリー「リア・レミニ~私は元サイエントロジー信者~」で教会の実態を公にしてきた。「Usウィークリー」には「彼らは未成年の娘をネット上で嫌がらせし、私に対しては、この世から消し去るといった殺人を意味するサイエントロジー用語を使ってきた」と語っていた。
また、「弁護士に相談すると、『弁護するよりも相手に金を払う方が安上がりだ』と言われる。教会はそれを知っている」と、法的圧力の難しさも指摘した。教会側は「嫌がらせや不法侵入などの主張は全て虚偽」と反論している。
教会を離れたきっかけは、母親や義父と関係を断つよう指示されたことだったという。「その時、ブルックリン育ちの自分が目覚めた」と振り返る。元幹部マイク・リンダー氏(2007年脱会)の助けで脱会できたとも述べた。現在も娘ソフィアは電話の盗聴を恐れており、「心のケアが必要だったが、なんとか乗り越えた」と語った。
サイエントロジーはトム・クルーズやジョン・トラボルタが傾倒していることでも知られている。