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76歳のビリー・ジョエル 「正常圧水頭症」でツアー中止 聴覚や視覚、平衡感覚に問題

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 ビリー・ジョエル
 ビリー・ジョエル

 歌手のビリー・ジョエル(76)が、脳疾患により予定されていたツアーを中止した。ビリーは聴覚や視覚、バランスに支障をきたす正常圧水頭症と診断されたことを明かしている。

 インスタグラムに投稿された声明にはこう書かれている。「ビリー・ジョエルは、最近、正常圧水頭症(NPH)と診断されたため、予定されていたすべてのコンサートを中止することを発表しました。最近のコンサートでのパフォーマンスによって症状が悪化し、聴覚や視覚、平衡感覚に問題を引き起こしています」

 ビリーは現在治療中で、パフォーマンスを続けることが症状を悪化させると医師から伝えられたため、治療に専念することに決めたと続けられている。

 正常圧水頭症は水がたまり脳を圧迫し、脳の機能をマヒさせる。症状は認知症のように精神活動の低下、歩行障害、尿意がわからないことからの尿失禁などが見られる。罹患初期には物忘れ、次に無気力・無関心、動作の緩慢化などがみられ、最終的には無言無動といった状態になることが多い。

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