宝塚歌劇団元雪組トップスター・彩風咲奈の退団後初コンサート「no man’s land」が2日、大阪・梅田劇場劇場で2日、初日を迎えた。
昨年10月に退団した彩風が、宝塚時代の懐かしの楽曲を熱唱した。またダンサーとして鳴らしただけに、男性ダンサーを相手にパワフルなダンスを披露。コンテンポラリーでは、長い手足を生かした優美な姿も。「宝塚を卒業してあたらしい世界に踏み出す途中の、今しか表現できない彩風咲奈をお届けしたいと思います」との言葉通り、客席を魅了した。
また新人公演時代のトップだった水夏希がスペシャルゲストで出演。「灰色の水曜日」とデュエットし、かわいらしい下級生の顔ものぞかせた。
彩風は「演出の荻田（浩一）先生のもと、すてきな出演者の皆さまとともにお稽古に励んで参りました」とコメント。1階から3階までの全階を客席降りして、ファンのすぐそばを駆け抜けた。「皆様にも一緒に楽しみながら、この世界を旅している気持ちになって頂けたら嬉しいです」と笑顔を見せた。
大阪公演は4日まで。アフタートークショーには“彩彩コンビとして人気だった”彩凪翔と、同期の愛月ひかるが出演。
東京国際フォーラム公演は10～12日。スペシャルゲストは彩風の前任トップだった望海風斗。アフタートークショーには愛月と舞羽美海の同級生コンビが、彩風の退団後初コンサートを盛り上げる。
