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親の免許返納に7割超が「話できていない」 勧めるきっかけに代替手段…地方在住の親を持つ悩み

よろず~調査班【ライフ】 よろず~調査班【ライフ】
画像はイメージです( kazoka303030/stock.adobe.com)
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 新車・中古車販売や車検サポートを手がける株式会社ジョイカルジャパンはこのほど、70歳以上の地方在住(大都市圏:1都3県・大阪・愛知を除く地域)で、車を運転する親を持つ110人を対象に、「免許返納における親子のコミュニケーションに関する実態調査」を実施し、結果を公表した。

 調査によると、親の免許返納は「していない」が79.0%と圧倒的多数。検討しているかについても67.8%が「していないと思う」と回答した。一方で、「免許返納をしてほしいが生活が不便になると心配(49.1%)」「免許返納をすることが親の自由を奪うのではないか(25.5%)」「運転リスクがあるため、免許返納をしてほしい(19.1%)」など、親の〝生活必需品〟を奪うことへ、子供の立場から苦慮している現状がうかがえる。

 親と免許返納の話が「できている」人は25.5%にとどまり、70.9%が「できていない」と回答した。「できている」人にきっかけを聞くと、「親の運転頻度の低下(42.9%)」「免許更新のタイミング(35.7%)」「親の身体能力の低下(32.1%)」「交通事故のニュース(32.1%)」の順だった。

 「できていない」理由では、「親の生活が不便になってしまうから(50.0%)」「周辺の交通手段が限られるため(37.2%)」「適切なタイミングがわからないから(20.5%)」「親が反対すると予想できるから(17.9%)」などの回答が集まった。

 免許返納に代わる交通手段としては「バス・電車などの公共交通機関(40.0%)」「家族による送迎(36.4%)」「コミュニティバス(34.5%)」「タクシー(31.8%)」への期待が高かった。

 親の運転を徐々に減らす方法としてのカーリースについて、「非常に」を加えた28.2%が「良い選択肢だと思う」と回答。「1年後の環境変化に合わせて判断できる」「親の運転能力の変化に対応できる」「急に免許返納するよりも段階的に移行できる」などがメリットとして挙がった。

 ◆株式会社ジョイカルジャパン(https://joycal.jp/

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