近年、ビジネス環境における競争激化に伴い、商談の成約率向上は企業の収益を左右する重要な要素となっている。
商談代行サービス「ディールプロ」を提供する株式会社ディグロスはこのほど、普段仕事で商談をしている全国20〜60代の男女102人を対象に、商談の成約率に関する調査を実施。その結果を公開した。
まず、「現在の商談成約率はどの程度ですか?」という質問に対し、最も多かった回答は「11〜20%」(25.5%)だった。回答者の4人に1人が、商談10件のうち2件程度しか成約に至っていないという現状が明らかに。多くの営業担当者が商談で苦戦している状況がうかがえる。
次に「商談時に最も苦戦するポイントは何ですか?(複数選択可)」と質問したところ、最も多かったのは「価格交渉」(54人)で、半数以上が苦戦していることがわかった。僅差で2位となったのは「顧客ニーズの把握」(52人)で、3位は「競合他社と比較される」(39人)だった。価格交渉では提示価格と目標価格のすり合わせや、値引き交渉への対応に苦労していることがわかる。
さらに「成約率が低下する主な要因は何だと思いますか?(複数選択可)」と聞いたところ、最も多く挙げられた回答は「ヒアリングや説明の不足」(44人)だった。顧客との綿密なコミュニケーションが、成約に直結する重要な要素であることがわかった。
◆引用サイト:株式会社ディグロス(https://dgloss.co.jp/press/sales-conversion-rate/)