30日に放送されるABCテレビ・テレビ朝日系「ポツンと一軒家 春の3時間スペシャル」(後6・04)では、番組初となる神奈川県のポツンと一軒家が登場する。人口920万人、1平方キロメートル当たりの人口密度は3812人(2月1日時点)という首都圏での“ポツン”ぶりにゲストからも驚きの声が漏れた。
山の頂上付近にある広大な牧場。そこには30代の若い夫婦が、乳牛を山地で自由に放牧させる山地酪農(やまちらくのう)に勤しむ姿があった。スタジオゲストの桐谷健太と長濱ねるが「神奈川にこんなにも素晴らしい絶景があるなんて驚きでした!」と声をそろえる絶景の中、「薫る野山とともに牛を育てていく」という思いを込めて、牛と自然にひたむきな愛情を注ぐ夫婦の姿に密着する。
桐谷は「自然とともに牛を育てながら生きていくという厳しさと“凄み”を感じました。地域での活動もされていて、若い方がこうして山地酪農や地域の農業に参加することで、活性化していくという可能性も感じましたね」と感銘を受けた様子。長濱は「都会で暮らしていると、人とのつながりが少なくなってしまったりしますし、何かをやりたいけど、どうすればいいかわからない、という人もいらっしゃると思うんですが、そんな方々にもぜひ見ていただきたいと思いました」と田舎暮らしの気づきを得た。
また、熊本県天草地方の山奥にあるポツンと一軒家も登場。元船乗りの夫とその妻は33年もの間、船上と山奥で離れて暮らしてきたが、今では仲睦まじい生活を送っていた。その様子に長濱は「まさに憧れの暮らしです。私の地元(長崎)も、漁師町でしたので、地元のお父さんたちは半年に1回しか帰ってこないような暮らしで。地域で子育てをしていて大きな家族のようでした。そんな暮らしの先、老後はご夫婦で仲良く暮らされている姿が素敵でした」と地元の暮らしに重ねる。