14日に兵庫県西宮市内で行われた「阪急西宮ガーデンズ 春の幕開けセレモニー」に、女優の相武紗季(39)が登壇。イベント終了後、よろず~ニュースの取材に応じ、子どもへの思いなどについて語った。
2002年に芸能界入り。16年に一般男性と結婚し、17年に長男、20年に長女を出産。デビュー当初はただガムシャラだった。「芸能界に入ってからは、生き急いでいるというか、本当に仕事しかなかったですが、40代を目前にしてやっと自分の中で余裕ができて」。出産を機に心境に変化が生まれた。「16歳で芸能界に入ったので、世間というものを知らずに狭い世界で生きている感覚があったんですけど。母になって成長できているというか、本当に一人の社会人というか、子どもができたこと、家庭があることで成長したのかと」と振り返った。
長男が7歳、長女はもうすぐ5歳になる。「今までは離れられない状況だったのが、『ママ、お仕事をして、夜一緒にいられなくてもいい?』とか『離れてもいい?』とか聞くと『いいよ』と言ってくれるようになって。学校の友達とか、子ども達の生活環境が変わってきたのが頼もしいですね」。いとおしさと成長を感じている。「それでも仕事で1週間ほど会えなくて、会ったときにギュッとすると子どもが『ママ、大事』と言ってくれたり、お兄ちゃんが妹の面倒を見てくれるようになったりとか」と目を細めた。
得意料理は自分の大好物でもある唐揚げ。「お酒とおしょうゆとゴマ油でもみ込むだけなんですけど、カリッと揚げるのが好きなので、片栗粉を多めに入れます」。前日から仕込み、1回で2キロ分を作ることもある。「めちゃくちゃ時間がかかるんですけど、子どももよく食べますので」。やさしい母親の表情を見せていた。
役を演じていると、どうしても役柄に入ってしまうが、子どもといると気持ちをリセットできる。「まだ『ママ、ママ』と私を必要としてくれているので、疲れて帰ってきても戻れる場所があるみたいな、子ども達に助けられている部分もあるかな」。家庭での居心地の良さを改めて感じている。