「クレイジー・リッチ!」続編は、映画よりもテレビドラマに適しているという。2018年公開、ミシェル・ヨー、コンスタンス・ウー、ジェンマ・チャン、ヘンリー・ゴールディングが出演し大ヒットしたオリジナル作の続編が、ストリーミングサービスMAXでドラマシリーズ化されることが決定した。
この決断に関して、「ウィキッド ふたりの魔女」でも知られるジョン・M・チュウ監督はハリウッド・リポーターに「より多くの場所が必要だった。現実的にね」「何度もあの映画を改良し続けて、今でもやっていて話せないことがある。テレビの方が全てのキャラクターを生かせることができるんだ」と説明した。
ケビン・クワンの小説「クレイジー・リッチ・アジアンズ」「リッチ・ピープル・プロブレムズ」を基に制作される続編ドラマだが、映画版の共同脚本を担当したアデル・リムがショーランナーを務める。マレーシア人女性のリムは2019年、予定されていた続編映画に関してワーナー・ブラザースが白人男性の共同脚本家ピーター・キアレリへのギャラの数分の一しか自分に提示しなかったとして身を引いていた過去がある。
チュウ監督は続編映画の可能性を示唆しつつ、ドラマシリーズが理にかなっているとして、「続編の代わりなのかはわからないが、私たちが探求したい全キャラクターにはより大きな場所が必要で、映画ではそれができないと感じたんだ」「アデルも戻ってくれて始まるよ。面白いものになる」と続けた。