ある朝、雪景色の中に突如として現れた仏像がX上で話題になっている。
「京都雪降った!!!仏像作った!!」という投稿に添えられた写真にはベンチの上に佇む雪の仏像とピースをする女性の姿が。
京都雪降った!!!仏像作った!! pic.twitter.com/hrhLxSJZej
— 濱里/木彫り作家の🥚 (@ne_ne_wood) January 10, 2025
Xユーザー達から
「期間限定の新しい観光地!」
「表情がなんとも言えないw w」
「あなたでしたか、見かけた方が写真を投稿してバズってますよ!笑」 と話題になった今回の投稿。
雪の仏像は木彫りを専門とする一人の学生によって生み出されたものだった。投稿主で木彫り作家の濱里さんに話を聞いた。
ーーなぜ雪で仏像を作ろうと思ったのですか?
濱里:私自身が木で仏像を作る仏像彫刻専攻の生徒であり、学んだことを活かして雪で何か作ろうと思いました。モデルは福岡県南蔵院の涅槃像です。
ーー製作にあたり工具や特別な道具は使いましたか?
濱里:ほとんど手を使って制作しましたが、雪を集めるのに木材の板を使いました。また、服の模様を作るのに粘土ベラを使いました。
ーーご自身で評価すると、今回の雪の仏像は何点くらいでしょうか?
濱里:本物の表情を再現するのは難しく、改善の余地ありということで50点です。
ーー普段はどのような作品を作られていますか?
濱里:普段は木彫作品を主に製作していて、仏像や猫のレリーフを製作しています。また実家の北海道でも何度か雪像を作ったことがあります。
ーーご投稿が大きな反響を呼びました。
濱里:想像以上に反響があり、驚いています。
◇ ◇
通りかかった人々が思わず写真を撮り、SNSに投稿するほど注目を集めた今回の投稿。木を彫る職人が、雪を彫ることで新たなアートを生み出した。限られた時間のみ形をとどめる雪像は、まさに儚く美しい芸術。濱里さんの今後の作品にも期待が高まる。
濱里さんは北海道出身の22歳。15歳で彫刻刀を握り、京都で4年間仏像彫刻を学んだ。現在は木彫りを中心に、仏像や猫のレリーフを制作し、その作品をSNSで発信中。興味のある方はぜひチェックしてほしい。
濱里さん関連情報
Xアカウント:https://x.com/ne_ne_wood
Instagramアカウント:https://www.instagram.com/aya_ne_budd