岸口実氏、増山誠氏「無所属で県議続ける」立花孝志氏から参院選出馬オファーの増山氏「受けるつもりない」

杉田 康人 杉田 康人
兵庫県議会で記者団の取材に応じた(左から)岸口実県議、増山誠県議
兵庫県議会で記者団の取材に応じた(左から)岸口実県議、増山誠県議

 日本維新の会の県組織・兵庫維新の会からそれぞれ除名、離党勧告の処分を受けた岸口実県議(60)、増山誠県議(46)が26日、兵庫県議会で記者団の取材に応じ、無所属で県議を続ける考えを明らかにした。

 党の規則で最も重い除名処分を受けた岸口氏は「一番重い処分となりました。私の当時の公的な立場を考えますと、これは致し方ない。党に対して、申し立てをするつもりはない」と受け入れた。

 今後については「辞職をすべきという声もあった。しっかりと今後も頑張れという風なお声もいただいた。そういったことから、当面無所属で活動をさせていただきたい」とした。

 岸口氏は、維新の公認を受けた際に「除名処分を受けた場合、辞職する」という誓約書を交わしている。「維新の考え方等々については、私も方向性は全く同じでありますから、残る任期で(維新を)施策については後押し、応援をしていきたい」と辞職を否定した。

 増山氏は「今のところ無所属で活動をしていこうという風に考えております。2019年に維新の議員として当選をしてから、維新の政策に共感をしてこれまで推し進めてきた。無所属になっても、その思いを貫いてやってきたい」と説明した。

 23日に離党届を出している増山氏は「提出をしておりますので、受理はされたのではないかと推察しております」とした。

 自身の一連の行動については「県民の皆さまが、知るべき情報を知っていただくことが必要かなと思った。終始一貫、皆さまにはご提供した上で行動していただくべきだという思いは変わっておりません」と訴えた。

 23日の会見で、政治団体・NHKから国民を守る党の立花孝志氏(57)から夏の参院選の出馬オファーを受けていることを明かした増山氏は「受けるつもりはございません」と、明確に否定した。

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