月に4G(第4世代)ネットワークが導入される。フィンランドの携帯電話大手・ノキアは月面通信システム「アテナ」を開発。宇宙着陸船に搭載し、地球唯一の自然衛星にある氷の探索に向かう予定で、来月以降に人類初の月面移動通信ネットワークの実験が行われる。
月からのデータや画像はアテナの接続を介して地球に送信することが可能になるという。
ノキア・ベル研究所ソルーションズ・リサーチのティエリー・E・クライン所長は話した。「我々はセルラー技術が、将来の有人無人の月探査、更には火星探査に必要な、信頼度の高い大容量で、効率的な接続性を提供できることを証明するつもりです」
「セルラー技術は地球上での私たちのコミュニケーションのやり方を決定的に変えました。外の世界の通信でも同じことができない理由はありません」