ヘンリー王子が世界における「モラルの弱さ」を批判した。ヘンリー王子が8日、カナダのバンクーバーで開催された、自らが創設した負傷軍人や退役軍人のための国際スポーツ大会「インヴィクタス・ゲーム」の開会式に妻メーガン妃と共に出席した。
ヘンリー王子はBCプレイススタジアムに集まった4万人を前に行ったスピーチの中で「世界の多くの地域で困難と分裂が起きている今、我々は団結の精神でここバンクーバーに集まっています。私たちは23カ国を代表しています。多くの異なる言語を話し、世界の宗教と信仰の幅の広さを反映しています」とあいさつ。続けて「どんな違いも超えて、ここインヴィクタス・ゲームでは、私たちは互いを尊重し、激しく競い合いながらも、互いを信じ、支え合い、応援し合っています」と語った。さらに「危機や不確実さ、モラルの弱さにあふれている世界で、インヴィクタス・ゲームにおいてだけではなく日々あなた方が体現する価値観、生き方、勇気、回復力、人間性は、私たち皆が進むべき道を照らしています」と選手たちを称賛した。
イベントではケイティ・ペリー、コールドプレイのクリス・マーティン、ノア・カーンらがパフォーマンスを披露した。開会式の後、夫妻は、アイスホッケーの試合を観戦した。
