俳優のジェシー・アイゼンバーグが、映画「ソーシャルネットワーク」で演じたマーク・ザッカーバーグ氏と会うことを阻止されていたという。2010年の同作でザッカーバーグ役を演じアカデミー賞にもノミネートされたジェシー。撮影前に本人に会いたかったものの、止められたそうだ。
同映画はFacebook(現メタ社)の設立と、それに伴う訴訟を描いたもの。役が決まった当時25歳のジェシーは、北カリフォルニアのメンローパークに車を走らせ、Facebookのオフィスに直行し、リサーチを兼ねてザッカーバーグと座談したかったものの、向かう途中で映画のプロデューサーから呼び出され、法的な理由からその計画を実行しないよう注意を受けたという。
ポッドキャスト「アワーズ・チャッター」に登場したジェシーは司会のスコット・ファインバーグにこう明かした。「彼に会うために車を運転していたんだけど、プロデューサーから、『(ミーティングを)セッティングするつもりはない』って言われたんだ」「実際僕は車で向かっているところで、オフィスに行けば入れてくれると思っていた。映画が発表されて僕が出演することになった。ただ彼と一緒の部屋にいるだけでいい。ただどんな感じなのかを知りたくてさ。最低限のリサーチが必要だと思っていた。実際に今生きている人間を演じるんだから」「スコット・ルーディンから電話がかかってきて、『そこに行くな』と言われた。ソニーの弁護士を代表し、『様々な法的な理由から君はそれをしてはいけない』って」。
そんなジェシーは以前、スクリーンで再びザッカーバーグを演じたいと明かしてもいた。「アーロン(ソーキン)は素晴らしい脚本家だし、彼が書くなら素晴らしいものになるだろう」「僕のバックグラウンドは劇場だ。前回出演した舞台は200回以上したよ」「責任感のある俳優だったら、キャラクターの中に様々なものを発見しているし、演じた回数で役自体が古くなったりはしない」と話した。