「急須にお茶を植えました」。本来お茶をいれるために使う急須を、お茶を育てる植木鉢代わりにするという驚きの家庭菜園。見た目はなんだかオシャレだが、ちゃんと育つの?植えて8カ月後の育ちっぷりが「こんなに大きく成長するんだ~!」「ずいぶん立派になりましたね」「飲むよりも愛でていたい」と話題を呼んでいる。
SNSでアレンジ家庭菜園を発信している「ぽたろう」(@HACK1136)さんは2024年5月、「急須にお茶を植えました」と写真を掲載。土がみっちり入った白い急須からお茶(チャノキ)が伸びている。背丈はちょうど急須1個分といったところだ。
それから約8カ月が経過した25年1月、チャノキの生長具合を報告。なんと背丈は急須3~4個分に伸び、青々と立派に育っている。ぽたろうさんも「まだまだ飲めそうにはありませんが、そんなことより可愛さがすごい」と溺愛だ。
ネットでは「こんなに大きく成長するんだ~!」「めっちゃ大きなってる」「チャノキって急須で育つんだ」「ずいぶん立派になりましたね」「発想がいつもすごい」と驚きの声。「急須で育てるこのセンス チャノキも幸せそうです」「とてもしっくりくる鉢植え」「飲むよりも愛でていたい」と絶賛する声も多数寄せられた。
ぽたろうさんによれば、知り合いのお茶屋からチャノキの種を譲り受けたのが23年11月のこと。チャノキを育てるのは今回が初めてだった。当初はプラ容器を植木鉢代わりに使用。冬場はある程度のサイズに育つまで室内の窓際で育苗し、24年5月から先述の急須に植え付けたという。
急須の底にはインパクトドライバーで開けた排水穴が1カ所。そこから排水できるが「実は急須という特性上、注ぎ口から排水することもできちゃいます」と通常の植木鉢にはない利点もある。
育て始めて1年強が経過したが「暑かろうが寒かろうがお構いなし。病害虫も全く現れず、ほとんど手を掛けることなく育ってくれた」と生長に感謝。「いつ茶摘みを迎えるのか定かではありませんが、来年春の新茶のシーズンに初収穫できればなあと思っています」と楽しみに待っている。
ぽたろうさんは他にもさまざまなアレンジ家庭菜園を実施。傘袋を使って金時人参やゴボウ、ネギなどを栽培し、見事に育て上げている。