韓国俳優のチュ・ヨンウ(25)が、Netflixドラマ「トラウマコード」を通して、新たな演技を見せている。
「トラウマコード」は、戦場での経験を持つ天才外科医ペク・ガンヒョク(チュ・ジフン)が、名ばかりの重症外傷チームを生まれ変わらせるために、赴任するところから始まる、痛快な医療ドラマ。
本作でチュ・ヨンウは、医大に首席入学したエリート研修医・ヤン・ジェウォンを演じた。ペク・ガンヒョクの鮮やかな手術の腕に魅了されたヤン・ジェウォンは、ひょんなことから最初の弟子として引き抜かれ、生死の瀬戸際に立つ患者のために昼夜を問わず奔走する。
チュ・ヨンウは〝ロールモデル〟であるチュ・ジフンとの共演で、劇中で医師としての成長とともに、俳優としても成長した姿を見せた。〝ゴールデンタイム〟(ダメージを小さくできるタイムリミット)を死守するため、困難を恐れず孤軍奮闘する物語の中で、彼らの〝師弟ブロマンス〟は徐々に定着してきた。
チュ・ヨンウの演技の幅広さも、好評を得ている。時代劇と現代ドラマを行き来し、多彩なフィルモグラフィーを積み上げているチュ・ヨンウは、前作までの役のイメージから脱却し、ヤン・ジェウォンになりきった。少し抜けたところのあるヤン・ジェウォンを表現するため、ヘアスタイルや歩き方なども、わざと不器用に見えるよう工夫し、キャラクターと完璧に同化した。
その一方で、ヤン・ジェウォンは「1人でも人を救えるようになること」を、肯定的な目標とし、毎回心を込めて患者に接する、思いやり精神を体現する人物でもある。ペク・ガンヒョクの言動に、腹を立てたり文句を言ったりしながらも、常に患者を優先した判断を下す。よりよい人間になるため、屈することなく進んでいく彼の成長が、まさに本作の見どころだ。
「トラウマコード」は、配信開始直後から、韓国のNetflixにおいて、TV番組トップ10で1位を記録し、人気を集めている。