【漫画】何も達成できていないアラサー…余命宣告を受け団結する女子3人から「勇気もらった」作者に聞く

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幼い頃は、誰もが将来の「夢」を抱いていたはず。しかし、大人になれば、忙しく過ごすことが多くなるため、夢について考えることを忘れてしまう人も少なくないだろう。

以前、漫画家の蛭塚都さんが自身のX(旧Twitter)に投稿した『余生、なにする?』は、現在「週刊スピリッツ」で連載している『さよならダイヤモンド』の第1話にあたるエピソードだ。女子校ソフトボール部で青春を燃やしたアラサー「明智乱」「旭日ほむら」「湯川ケイ」が再会し、余命1年となったほむらの夢を実現するために、探偵事務所を開業するという物語で、ポストされた第1話は多くの人から注目を集めて1.7万もの「いいね」を獲得している。

アラサーにして夢も男も失った乱は、親友のほむらとケイと飲みの場で集合する。飲みの場での会話から、なんと3人の誰もが夢を叶えられていないことが発覚。さらに、かつて3人が所属していた女子校ソフトボール部が現在は廃部になっていることも分かった。そこで乱は当時の部員が書いていた愚痴をSNSで調べようとしたところ、偶然にも2週間前に別れたばかりの元カレの投稿が目に入り、そこには見知らぬ女性と一緒にいる画像がアップされていた。

同作の読者からは、「アラサーだからこそできる青春って感じで最高」「勇気をもらった」と好評の声が。そこで作者である蛭塚都さんに、同作を描いたきっかけについて話を伺った。

―『さよならダイヤモンド』を描いたきっかけを教えてください。

今作は「週刊スピリッツ」という媒体だからこそ作ろうと思った作品です。「スピリッツ」に相応しいテーマを考える中で、「反骨精神」という部分に目をつけました。強いものに媚びず、自分の意志を示す人々の姿を描こうと思ったのがきっかけです。

また、タイトルに込めた「ダイヤモンド」という言葉には、透明で多面的な「女性の友情や幸福」にイメージを重ねています。これらは今まで画一的に語られることが多かったように感じます。それを現代的な視点で見直し、彼女たちの絆や葛藤を多面的に描くことで、輝きをもたせたいと思いました。

―第1話の中で、特にお気に入りの場面があれば、ぜひお聞かせください。

背景はなるべく現地を取材し、自分で「素敵だ」と感じたものを原稿に写しています。1話は主に浅草を舞台にしていますので、良いなと思う背景があれば、ぜひ浅草に遊びに行ってその風景を探してみてください。

―読者にメッセージをお願いいたします。

頑張りたい時や、負けて悔しい時、そんな時に「ゴールデンドラゴンズ、 ファイオー!」と叫ぶと元気が出る、そんな漫画を描けたらと思います!『さよならダイヤモンド』、どうぞよろしくお願いします!

<蛭塚都さん関連情報>

▽X(旧Twitter)

https://x.com/hl_twn

▽『さよならダイヤモンド』(Amazon)

https://amzn.asia/d/bCrBgWy

▽『さよならダイヤモンド』をビッコミで読む

https://bigcomics.jp/episodes/b3806646724e6

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