社民党の福島瑞穂党首(69)が22日、国会内での定例会見で、タレント・中居正広(52)と女性とのトラブルに局員が関与したと報じられているフジテレビの問題に触れた。
福島氏は「今回のフジテレビの問題は、女性問題ではない。性暴力疑惑の問題。フジテレビの問題を、女性問題と言わないでください」と訴えた。「自浄能力を発揮して下さい。調査はお得意でしょ?調査はメディアの得意のするところ。記者会見、やり直してください。第三者委員会を日弁連のガイドラインに沿って、しっかりと立ち上げて欲しい」と批判した。
さらに「フジテレビの責任、フジテレビの幹部の責任ということが、明らかにされなければならない。そもそも、性暴力の疑惑を生むことをフジテレビの幹部がやっていた。テレビ局自身が、どこまでこのことを知っていたのか。組織的な問題ではなかったか」と指摘した。
福島氏は「最も決定的なのが、フジテレビの幹部がこういうことをセットし、幹部たちも組織として、こういうことをしていたのではないかという疑惑がかけられている。もっと説明責任を果たすべき」と迫った。
一部媒体のみに参加を制限し、動画撮影を認めなかった17日の同局の定例会見に「メディアの責任に背を向けている記者会見ではなかったか。極めて残念」と疑問視した。
「フジテレビの場合は、タレントさんや所属していた様々な人、アナウンサーを接待に使ってきたんじゃないか。性暴力が起きるということを、実は暗黙の了解にしていたんじゃないか…ということなど、すさまじいことが問われている」と迫った。
福島氏は「膿を出し切るということをやるべき。そうでなければ、メディアに対する信頼もなくなってしまう。しっかり注視し、性暴力を絶対に許してはならない。社民党は意見を言っていく」と、同局の姿勢を問いただすとした。