２ちゃんねる創設者で実業家のひろゆき(西村博之)氏が18日までに自身のＸ(旧ツイッター)を更新。石丸伸二・前広島県安芸高田市長が15日に行った地域政党の設立会見で取材記者の〝選別〟があったことへの批判に対して、タレント・中居正広の女性トラブルに関してフジテレビの港浩一社長が17日に行った会見と比較しながら反論した。
ひろゆき氏は17日付のポストで、石丸氏の会見に対して違和感を指摘した識者の見解を報じたネット記事を引用した。
いったんは中止を発表後、場所を変更して開催された石丸氏の会見では「記者クラブ加盟社または登録者100万人の相当のネットメディア」に参加者を限定。それを受け、読売テレビのニュース番組「ten.」にコメンテーターとして出演した作家の若一光司氏は「非常に上から目線的なものを感じる」として、「ある意味で選別的な。たとえば記者会見に来る人を選別する。あるいは、自分が対抗する人を選別する。選別的なのと同時に対決的。バトル感を自ら演出している。対決的だったりバトル感だったりは、YouTubeなんかで視聴回数を稼ぐ手法とダブっている気がする」などと指摘した。
ひろゆき氏は「ある意味で選別的な。たとえば記者会見に来る人を選別する」という若一氏のコメントを引用し、「石丸伸二氏の記者会見に入れなかった事を批判する人たち。フジテレビの記者会見はフリーの記者は入れないし、カメラも入れない。フジテレビが選別するなら良いけど選挙に落ちた無職が選別するのは良くないの？」と反論した。
この投稿で引き合いに出されたフジテレビの会見取材は、一般紙やスポーツ紙などで構成する「ラジオ・テレビ記者会」加盟社に限定され、NHKや在京キー局も映像撮影は不可とされた。ウェブメディアや週刊誌、フリーランスの記者らは参加できなかった。
ひろゆき氏の投稿に対し、フォロワーからは「フジテレビにダンマリならもうジャーナリストの資格無いね」「フリーの記者が入れなかったとか、はっきり言って有権者にとってはどうでもいい些末なこと」「制限は自由だと思います」「『記者会見は開かれたものでなければならない』なんて定めた法律はありません」「記者会見って、自分の意見を発表する場だから、自分の言葉を正確に伝えてくれるメディアを選別するのは当然だと思うよ」などと多くの意見が寄せられた。
