立民・野田代表 参院選3連休中日の7月20日投開票案を警戒「投票率落ちる」「厳しく政府与党には指摘」

杉田 康人 杉田 康人
立憲民主党の野田佳彦代表
立憲民主党の野田佳彦代表

 立憲民主党の野田佳彦代表(67)が4日、三重県伊勢市での年頭会見で、石破茂首相(67)が主要野党と連立政権を組む大連立について「選択肢としてはあるんでしょう」と発言したことについて「平時では私、考えていません。むしろ政権を交代させるために野党の力を結集するということに主眼を置いて取り組んでいきたい」と可能性を否定した。

 石破首相は1日に放送された文化放送のラジオ番組に出演。「大連立をする、選択肢としてはあるんでしょう。『何のためか』がないと、一歩間違えれば大政翼賛会になる。そこは気をつけなければいけない」と述べた。

 野田氏は「大連立というのは、よほどパンデミックとか大きな危機があった時に考えられる選択肢。少数与党に追い込まれた苦渋から来ている発言ではないか」とけん制した。

 7月に行われる参院選については「3年ごとの改選でありますので、少なくとも改選議席の与党の過半数割れは実現をし、もっと大きな目標としてはさらなる与党の過半数割れに勢いをつけていけるよう、頑張っていきたい」とハードルを置いた。

 その上で、参院選の投開票日として7月20日が想定されることについて「民主主義が問われる選挙。できるだけ多くの方に投票参加していただけなければいけない。7月20日はちょうど連休の中日。もしかすると投票率が落ちる可能性がある。そんなことのないよう、厳しく政府与党には指摘をしていかなかればならない」と反対した。

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