視聴者が最も注目した2024年「紅白」シーンは午後9時57~58分!会場も熱狂の渦に…データ分析で明らかに

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「第75回NHK紅白歌合戦」司会の(左から)鈴木奈穂子アナウンサー、橋本環奈、有吉弘行、伊藤沙莉
「第75回NHK紅白歌合戦」司会の(左から)鈴木奈穂子アナウンサー、橋本環奈、有吉弘行、伊藤沙莉

 2024年の大みそかに生放送されたNHK総合「第75回NHK紅白歌合戦」は2年連続で旧ジャニーズ事務所から出場者ゼロとなった一方、特別企画のB'zがサプライズで「イルミネーション」「LOVE PHANTOM」「ultra soul」の3曲を披露し、大きな話題を呼んだ。

 約4時間半におよぶ大みそかの祭典で視聴者が最もくぎ付けになったのは、どのシーンなのか。テレビ番組やCMの視聴分析などを行うREVISIO社が集計したデータ「注目度」によると、午後9時57~58分であることが分かった。

 同社は家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンへの「アテンション(注視)」を測定。今回使用した指標「注目度」は、「テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合」を指す。つまり、同指標が高いほど、視聴者がそのシーンに注目していたことを表す。

 データ分析の結果、「注目度」1~5位は以下の通りになった。なお、審査シーンなど歌手のパフォーマンスシーン以外はランキングの対象外としている。

 1位:午後9時57~58分(注目度71.0%)

 2024年の紅白で視聴者が最もくぎづけになったのは、やはりB'zのパフォーマンスだった。当初の発表通り、会場外の特設ステージからNHK連続テレビ小説「おむすび」の主題歌「イルミネーション」を歌唱。そこでパフォーマンス終了かと思いきや、NHKホールのメインステージにサプライズ登場。大ヒット曲「LOVE PHANTOM」「ultra soul」の2曲を披露し、会場は熱狂の渦に包まれた。今回の紅白で最も話題を呼んだシーンのひとつだったが、やはりテレビの前の視聴者を最もくぎづけにしていたようだ。司会の橋本環奈らが驚愕(きょうがく)する様子も生放送では映っていたが、橋本は翌1月1日に自身のXで当時を回想。「もうあの時何が何だか分かってませんでした、、笑」「会場の熱気がホントに凄くて!!」などと興奮の心境を振り返った。

 2位:午後11時43~44分(注目度69.2%)

 2番目に注目されたのは、毎年恒例「蛍の光」の歌唱シーン。その後、勝敗結果が発表され「白組優勝」の文字が画面に表示されるあたりまで継続して注目された。

 3位:午後9時4分(注目度68.8%)

 特別企画 「ディズニーファンタジーメドレー」でのシーンが3位にランクイン。東京ディズニーシーの新テーマポート「ファンタジースプリングス」を舞台に映画「ピーター・パン」より「きみもとべるよ!」をDa-iCEとME:Iのメンバーが歌唱した。

 4位:午後11時10分(注目度67.6%)

 NHK連続テレビ小説「虎に翼」とのコラボで、米津玄師が「さよーならまたいつか!」を歌唱したシーン。スピンオフドラマが放送された後、米津のバックで出演者が踊るという演出が話題を呼んだ。

 5位:午後9時1分(注目度67.1%)

 5番目に注目されたのは、後半のトップバッターを務めたCreepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」の歌唱シーン。2024年の音楽シーンを代表する1曲となった同曲。紅白初出場のCreepy Nutsの登場に多くの視聴者がくぎづけになった。

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