2ちゃんねる創設者で実業家のひろゆき(西村博之)氏が26日、自身のX(旧ツイッター)を更新。大みそかのNHK紅白歌合戦で、星野源の歌唱曲「地獄でなぜ悪い」が性加害問題のある映画監督の作品の主題歌であったことを懸念するネット上の反応などを背景に変更されたことを受け、自身の見解を綴った。
ひろゆき氏は「映画業界で起きた問題で、監督が問題を起こしたので『その配給会社の作品はNHKで取り扱いません』とかなら、まだ理解出来る。ところが、音楽を提供しただけの音楽業界の星野源さん個人がペナルティーを受けて、映画業界はお咎めなし。」と疑問を呈した。
ひろゆき氏は東京弁護士会所属の高橋雄一郎弁護士@kamatatylawのXへのポストを添付。高橋氏は「星野源『地獄でなぜ悪い』は性加害を助長するのでNHK紅白で使わないことになったらしい。星野源がなにかやらかしたのか?と思って調べたら、この楽曲が用いられた映画の監督に性加害問題が指摘されていた。星野源は悪くないよね。キャンセルカルチャーは帰責事由のない人にまで広く影響を及ぼす。」と投稿していた。
星野も出演した映画「地獄でなぜ悪い」の園子温監督はここ数年、性加害問題が報道されており、その主題歌が紅白の歌唱曲として発表された直後から、一部でこの選曲を疑問視する声もあがっていた。
NHKは紅白公式HPで星野の歌唱曲をデビューアルバムに収録されてい「ばらばら」に変更すると発表。「私たち制作チームは、今回のテーマである『あなたへの歌』のもと、この楽曲に込められた思いやメッセージを、テレビをご覧になる『あなた』へお届けすることで、今さまざまな時間を過ごしている人たちを勇気づけたい、という思いから、楽曲の選定を行い、オファーしました」などとした上で、「アーティストはもちろん、NHKも性加害は決して許さないという姿勢であることは言うまでもありません」と強調している。