米航空宇宙局(NASAN)は12月末、これまでに打ち上げられた宇宙探査機の中で太陽に最も近づいた探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」について、最接近後も「無事」であり、正常に作動していると発表した。
24日に太陽表面から610万キロ付近まで接近した。ジョンズ・ホプキンス応用物理学研究所の運用チームが27日午前零時直前に探査機からの信号を受信。詳細なデータは年明けに送信される。
2018年に打ち上げられた探査機は、「コロナ」と呼ばれる太陽の大気層を飛行している。NASAのホームページによると、探査機は最大時速69万2000キロで移動し、摂氏982度の高温に耐えた。
接近調査について、NASAはコロナがなぜ100万度を超える高温になるのかや、太陽から放出された粒子の流れ「太陽風」がどのように加速するのかを解明する手掛かりになると説明している。