舞華を残酷葬!“令和の極悪女王”刀羅ナツコ「ヒールという文化を守り続けるんだよ!」【スターダム】

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
バックステージで勝ち誇る刀羅ナツコ=スターダム24年12・29両国大会
バックステージで勝ち誇る刀羅ナツコ=スターダム24年12・29両国大会

 女子プロレス・スターダムの「ジャパンキャンピングカーショー2025 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2024」が29日、東京・両国国技館で行われ、極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」を率いる刀羅ナツコが悪の矜持を示す白星を手にした。18分31秒、スワントーンボムwith有刺鉄線からの片エビ固めで舞華から3カウントを奪った。

 反則裁定なし、凶器の使用OKのノーDQルールで争われた一戦。序盤に凶器攻撃で大流血させ、ビール缶が敷き詰められた凶器ボードに相手を打ち付けて大ダメージを与えた。狂気を全開させて凶器使用に目覚めた舞華の反撃に苦戦するも、毒霧、ラダー戦での一斗缶攻撃で流れをつかみ、デスバレーボム、最後は有刺鉄線を自身の体に巻き付け、ビール缶ボードに横たわる舞華へのスワントーンボムで決着を付けた。

 大流血戦を終えた刀羅はマイクで「こんな戦いができるヤツを探していた」と感慨を口にし、「私はいままで散々負けてきて悔しかったよ。この戦い方では絶対に負けない」と意地を口にした。

 ボロボロな姿でバックステージに現れた舞華は「こんな戦いができるヤツを探していたって…オマエのライバルになった気はない」としつつも「これで終わるつもりはないから。来年、もっとやろうよ」とリベンジを誓った。

 刀羅は有刺鉄線を体に巻き付けたまま「スターダムってクリーンでかわいい、グッズが売れるヤツがもてはやされるかもしれない。舞華との死闘、途中で死んだっていいくらいに思った。それくらいアイツをぶっつぶしたかった。こんな試合を見たくない客もいるかもしれない。でも、私がこの団体にいる限り、こういう試合をやっていく。ヒールという文化を守り続けるんだよ!」と宣言した。

 今年は7・28札幌大会でワールド王者・舞華を破り、同王座初戴冠と上谷沙弥の引き抜きに成功。大江戸隊から「H.A.T.E.」へと極悪軍団を発展させた。また、9月にはNetflixで配信され、女子プロレスを題材にしたドラマ「極悪女王」が大ヒット。主人公のモチーフとなった昭和の極悪レスラー、ダンプ松本が脚光を浴びた。昨年から度々共闘するダンプからは、10・27後楽園大会のバックステージでは「オレはナツコを応援してる。ナツコを昔のオレみたいにしたいんだよ」と、“令和の極悪女王”として後継指名を受けた。

 「プロレスを広めていくのは、ベビーだけじゃないと思ってるんで」

 そう以前に信念を語っていた刀羅。実力者の舞華を残酷葬で仕留めた。“令和の極悪女王”は2025年、さらなる飛躍を目指していく。

 団体の岡田太郎社長は「いろいろアクシデントがあって、行き着くところまで行ってしまった絵になったと感じている。二人だから許したルールですが『盛り上がりましたから、またやりましょう』とはならないですね。ただ、範囲を超えない中での死闘を見せてくれたと評価しています」と、複雑な表情を浮かべていた。

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