スターダムの後楽園ホール大会が11日に行われ、ゴッデス・オブ・スターダム・タッグリーグ戦では舞華&HANAKO組と刀羅ナツコ&琉悪夏組が激突。舞華が14分29秒、みちのくドライバーⅡからのエビ固めで刀羅から3カウントを奪った。試合後は、刀羅への因縁を口にし、「人生最大級の恥をかかせてやる」と闘志を燃やした。
ゴング前から場外で急襲を受ける乱戦。相手の凶器攻撃、反則技に苦しんだ舞華だが、HANAKOとの合体雪崩式ブレーンバスターを決め、流れを引き寄せた。刀羅をバックドロップ3連発で弱らせ、最後はみちのくドライバーⅡで仕留めて見せた。リングでマイクを持つと「あの時にオマエに負けた汚れ、こんなんじゃ綺麗にならねえから。お前の人生最大級の恥かかせてやるよ」と宣戦布告。刀羅から「何が恥だバカヤロウ。いつも恥かいたのはお前だろ!」と応じられ、因縁の火がついた。
舞華は昨年末にワールド王座を初戴冠し、今年は順調に防衛を重ねた。ところが7・28札幌大会で刀羅とのV7戦、盟友関係だった上谷の裏切りにも逢い、王座から陥落した。この日の試合後は「あのとき負けていなければ今でも赤いベルトを巻いていたかもしてない。こんなもんで済まされないよ。オマエは恨みを買いすぎた。キャリア最大級の恥をかかせてやる」と闘志を燃やした。
これで今リーグ戦4連勝となった舞華。HANAKOとリング上では缶ビールで祝杯を挙げた。ワールド王者陥落直後の5★STAR GPでは史上初の全勝優勝を果たしており、これで今年の両リーグ戦で計12連勝と驚異的な結果を残す。刀羅が現在無冠のため、「恥をかかす」という極めて観念的な逆襲となったが、苦境の中でもしっかりと自身の白星を積み重ねてきた点が〝女帝〟と呼ばれる理由の一つでもあるのだろう。