ブルガリアの〝女ノストラダムス〟2025年予言「欧州で新たな紛争勃発」などはある得る!?識者に聞く

深月 ユリア 深月 ユリア
写真はイメージです(metamorworks/stock.adobe.com)
写真はイメージです(metamorworks/stock.adobe.com)

 年が明けると、新しい年に何が起きるか気になるところだ。今年はどんな年になるのだろうか。ジャーナリストの深月ユリア氏は伝説的な女性予言者による「2025年の予言」を欧州の媒体から引用し、識者の見解も聞いた。

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 スコットランドのエンタメ誌「スカイ・ヒストリー」が24年12月にブルガリアの「女ノストラダムス」と呼ばれるブルガリアの国民的予言者、 ババ・ヴァンガ(1911-96)の予言を紹介した。

 ヴァンガは12歳の時に竜巻にのみ込まれ、視力を失った代わりに高度な予知夢によって未来を予知する能力を得たという。彼女の予言は「的中率が85%もある」という説もあるが、一方、何とでも解釈できる曖昧(あいまい)な表現の仕方を後から的中した、とこじつけている」という反論もある。

 「的中した」と言われている予言として、「第二次世界大戦の勃発」、「チェルノブイリ原発事故」、 「ダイアナ妃の死去」、「9.11米国同時多発テロ」、「スマトラ島沖地震」、「3・11東北地方太平洋沖地震と福島第一原子力発電所事故」、「イスラム国の出現」、「英国のEU離脱」等があるという。

 たとえば、9.11テロに関する予言は、彼女が96年に亡くなる前に「恐怖、恐怖!アメリカの兄弟が鋼の鳥に攻撃された後に倒れる」と述べたとされている。「鋼の鳥」とは飛行機、「兄弟」はツインタワーだと解釈される。

 そんな ヴァンガの2025年予言として、

・ヨーロッパ大陸で2国間で新たな紛争が勃発し、その年中に国民が「壊滅」する。

・人間がテレパシーを使えるようになる。

・大規模なスポーツイベント中にエイリアンが人類に接触する。

・研究室で培養された人間の臓器が数百万人の寿命を延ばす。

・フリーエネルギー源が発見される。

…などが「スカイ・ヒストリー」誌では取り上げられた。  

 筆者はこれらの予言について次のように解釈してみた。「2025年に開催される大規模なスポーツイベント」といえば、大阪・関西万博で行われる「高校対抗の全国eスポーツ大会」などが挙げられる。寿命を延ばす臓器技術に、iPS細胞技術の発展に期待したい。恐ろしいのが欧州の戦争予言だが、ウクライナ戦争が続いているが、親露派のトランプ米大統領就任後に戦火が拡大するということだろうか。

 また英誌「デイリー・スター」Web版(12月3日配信)によると、ヴァンガによる「シリアが陥落すると、西側と東側で大きな戦争が起こる。春に東側で戦争が勃発し第三次世界大戦争が起き、西側が滅びる」という不気味な予言がある。同8日、内戦中のシリアで反体制派によりアサド体制が崩壊した。「東側」といえば戒厳令が発令されるほど韓国の内政の混乱、台湾有事の可能性もささやかれている。

 予言に詳しい作家の山口敏太郎氏によると、「ババ・ヴァンガの予言はブルガリアの国家機密扱いになっているので、予言の全貌がはっきりしません。的中したもの、的中しそうなものだけが発表されている可能性はあります。 ヴァンガにヒトラーが会いに来たとか、他国が予言の内容を知りたがっている、とか言われていますが、そういった意味で国家の駆け引きに使われている可能性もあるでしょう」と、その予言の在り方について俯瞰(ふかん)した見方を示した。

 25年はどんな年になるのか。戦争予言は外れてほしいが、フリーエネルギーや臓器医療、地球外生命体の接触など的中すれば人類の歴史は画期的に変化することだろう。

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