ロンドンとニューヨークを大西洋横断の海底トンネルで結ぶという提案が再燃している。この巨大構想は何年も前から持ち掛けられてたが、真空管技術の発展により現実味を帯びるようになってきた。
現在、ロンドンとニューヨーク間のフライトは約6時間。このトンネルが開通となると、3000マイル(約4830キロ)を超えるルートは、真空チューブを利用した超高速列車が作れるなら理論値では1時間弱での往復も可能になるという。費用は20兆ドル(約3046兆円)程度と想定されている。
トンネルの構造については具体的なデザインが発表されておらず、大西洋の海底にトンネルを作る、あるいは水面にトンネルを浮かべ海底にケーブルを取り付けて固定するなど様々な推測がされている状況だ。
1977年から2003年まで使用されていた超音速旅客機コンコルドと同様、時間の短縮という利点の他にも、高速列車のトンネル使用は環境にやさしいとされている。