ネス湖のネッシーが、実は「定常波」の可能性があるという説が出てきた。逆向きに進む2つの波が同じ速さ、同じ振幅、同じ波長で重なり合い進行しなくなる定常波について、ネス湖探検隊(LNE)の創設者アラン・マッケンナ氏はこの波の頂点が水面上の「ネッシーのこぶ」と混同されているのではと持論を展開した。
自然現象の定常波が、伝説のモンスターの目撃例を説明できるとしてマッケンナ氏は語った。「定常波は全く同じ周波数と振幅を持つ2隻のボートの航跡が湖面上を反対方向に移動している時に発生します」
「最終的に2つの引き波が出会い互いに干渉し合うと定常波が発生する可能性があるのです」
さらにマッケンナ氏はネッシーの目撃情報に関して、観光客からのそれよりも地元民からのものに注意を払っていると続けた。
「失礼な言い方かもしれませんが、私は地元の人々の報告に従う傾向があります。というのも彼らは毎日ネス湖を見ているからです。観光客よりも知識が豊富なのです。ネス湖とその自然現象をよく知らない場合、多くの人が水やある種の錯覚に騙されてしまいます」