SMエンタ、バーチャルアイドル“naevis”のIPを活用!放送局MBCとバーチャル産業発展のためMOU締結

椎 美雪 椎 美雪
業務協約式に出席したMBCアン・ヒョンジュン代表取締役(左)とSMタク・ヨンジュン共同代表(出典:MBC報道資料)
業務協約式に出席したMBCアン・ヒョンジュン代表取締役(左)とSMタク・ヨンジュン共同代表(出典:MBC報道資料)

 BoAや東方神起、NCT、aespaなどを擁するSMエンターテインメント(以下、SM)が11日、韓国放送局のMBCとメディア・コンテンツ分野バーチャル産業発展のため、業務協約(MOU)を締結した。

 協約式には、SMからタク・ヨンジュン共同代表、パク・ジュンヨン最高クリエーティブ責任者(CCO)、MBCからはアン・ヒョンジュン代表取締役、チョン・ジンス芸能本部長、ノ・シヨンバーチャルコンテンツ事業TF長などが出席した。

 今回の業務協約により、SMとMBCはメディア・コンテンツ分野バーチャル産業の発展および、SM初のバーチャルアーティスト・naevis(ナイビス)のIPを活用したコンテンツ制作を通して、相互協力しながら共同目標の達成、持続可能な成果達成を上げる計画だ。そして今後、naevisの「ショー!K-POPの中心」出演をはじめ、さまざまな形でコラボレーションを展開する予定だという。

 SMのタク・ヨンジュン共同代表は「SMは、naevisだけの価値を作り続けていくために努力してきた。その努力のおかげで今日、こうしてSMとMBCが未来をともに創造していく、有意義な第一歩を踏み出すきっかけになったと思う。今日この協約を機に、さまざまなコンテンツ、事業などで両社のシナジーを生み出していきたい」とコメント。

 また、MBCのアン・ヒョンジュン代表取締役は「両社の協力を通して、naevisのIPを活用したコンテンツを制作し、健全なバーチャルエコシステムを造成するなど、2社が能力を発揮できる分野でともに成長を図り、グローバル市場へと展開していけるよう、期待している」と伝えた。

 今年9月に、シングル「Done」でデビューしたnaevisは、ハイパーリアルVFX技術で生み出されたキャラクター。リアルに具現された姿以外に、トゥーンスタイル、カジュアル3Dなど、より多彩な形態で、各プラットフォームの特性に合わせてフレキシブルに変化する。AIボイス技術で具現された声、生成型AIで制作されたコンテンツなど、音楽だけでなく、ウェブ漫画やゲーム、グッズ展開、ブランドコラボレーションなど、IPユニバースを拡張する計画だ。

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