NHK連続テレビ小説「虎に翼」に出演し、崔香淑(チェ・ヒャンスク/汐見香子)役を演じて注目を集めた韓国女優のハ・ヨンス(34)が11日、トーク番組「ラジオスター」に出演し、韓国で噂されている“引退説”について釈明した。
日本の芸能事務所に所属しているハ・ヨンスは「私は今日、何の特集で番組に呼ばれたのか分からずに来た」と笑わせた。そして「現在は日本に住んでいるので、この番組のために(韓国へ)来た」と言い、出演者を驚かせた。
日本で活動を始めることになった理由について「当時、韓国の所属事務所と契約が満了になったので、これを機に美術留学に(日本へ)行こうとした。だけど、学費が1億5000万ウォン(約1500万円)以上だった」「それで、私ができることは演技だけなので、日本でお金を貯めるために、急いで事務所を調べることになった」と明かした。
続けて「最初は私も怖かったので、日本語をある程度、独学で勉強してできるようになったら、(事務所に)行こうという基準を立てた」「3カ月以上勉強したら、少しずつ口が開いてきたので『これぐらいなら行ってもいいかな』と思った。本当に、怖いもの知らずな行動だった」と回想する。
そして「日本に行ったら、韓国には当分戻らない予定だった」「目立つことが好きではないので、軽い気持ちで(韓国の)ポータルサイトにあるプロフィールを消したが、かえって事が大きくなり、世間に『ハ・ヨンス引退』と出てしまった」と、自身の行動が裏目に出てしまったと伝えた。
MCから「韓国での活動はもうしないのか」と聞かれたハ・ヨンスは、手で電話するジェスチャーをしながら、カメラ目線で「韓国の所属事務所を探しています、連絡ください!」と訴え、再びスタジオを笑いで包んだ。